集団への参加が難しい…?保護者にこそ知って欲しい3ステップ
お子さんが集団活動になかなか参加できない…
ということがあるかもしれませんが、
集団に参加するにはいくつかの発達段階があります。
今どの発達段階にいるのかを知ることが重要ですが、どの段階にいたとしても、
一番大切なことは「集団活動を嫌いにならないこと」です。
こちらとしては、集団に参加してほしいと思い、
つい集団での経験を積ませようとしてしまうかもしれませんが、
もしかしたら、
- 大きな音が苦手
- 何をしたらいいのか見通しが持てていない
- 感覚不足
- 他の物が気になってしまう
などの理由が考えられるかもしれません。
これらの原因を見極めることができないと、「集団活動全体が嫌い」というように苦手意識が芽生えてしまうかもしれません。苦手意識がついてしまうと、克服することがかなり難しくなってしまいます。
なので、
①集団(遊びに参加する)の段階について知る
②お子さんがどこに困難さを感じているかを考える
③集団に参加しやすい環境を準備する。
このような手順が必要になってきます。
この記事で紹介する内容は指導者が行うことに見えるかもしれませんが、
保護者の方こそ、「我が子にこういった支援がちゃんとされているのか?」という視点を持ってお子さんの環境を見れるかが大切です。
・子どもが嫌がってるのに無理矢理集団に入れられていないか
・何か苦手感覚を持っているのに見過ごされてないか
・周囲や先生が“氷山の下の課題”を気づいてくれているか
この視点を持つだけで、
お子さんが過ごす環境をよりよく整えることができるようになります。
まずは、
「集団(遊びに参加する)の段階について」ですが、
子どもの「遊び」は以下の6つに分けることができます
- 何もしない行動(ぼんやり眺めるだけ)
- ひとり遊び
- 傍観者行動(他の子を見ているだけ)
- 平行遊び(みんな同じ遊びでも関わりは薄い:場を共有している)
- 連合遊び(子ども同士のやりとりはあるけど役割分担はなし:物を共有している)
- 共同遊び(4歳以上目安。役割を決めたり、一緒にルールを作って遊ぶ)
ポイントは「お子さんが今どのような段階にいるのかを知ること!」です。
そして、その段階をしっかりと経験させ、
次のステップに行く環境を整えて行く必要があります。
例えば、
- 平行遊びに挑戦させたいのであれば、時間や場所を区切ってみる。
- 連合遊びに挑戦させたいのであれば、制作の時間にわざとはさみやテープを一つだけにしてみる
などの工夫が考えることができるかもしれません。
集団の発達の次は、
お子さんに目を向けてみましょう。
傍から見ると「集団に参加することが難しい」というように見えるかもしれませんが、
実は、目には見えない不安とか不快、緊張、過敏さなどがある場合が多いです。
また、それらが複雑に絡み合っている場合も少なくありません。
なので、
「もしかして、何かに困っているのかな?」という視点を持つことが大切で、それについて解説している動画あるので、こちらをご確認ください。
氷山の一角:見えない要因をチェック
「周りの子は仲良く遊べるのに、うちの子は集団が苦手」という場合は、氷山の一角に隠れた課題を考えてみましょう。
また、隠れた原因が
「大きな音が苦手」
「感覚が足りない」
などがあると感じた場合は、以下の対策を参考にしてみてください。
もちろんこれ以外の理由もあると思うので、お子さんの様子から原因を見てみましょう。
*まなとも広場の動画の中に「その他の障害特性」という解説動画があるので見てみてください。

お子さんの困難さに気付くには、関わり方が重要です。
関わり方の基本はこちらをご確認ください。
最後に、
・集団の発達段階
・お子さんが困っていること
が分かったら、集団に参加させるための活動を行わないといけません。
この時、ただ段階を揃えて環境を整えるだけでは不十分です。
子どもの集団に参加をしたくなるような工夫も必要です。
先ほど軽く触れましたが、
時間:最初は短い時間で実施
場所:人がたくさんいるところでなく、先ずは距離を少し離して
などが考えることができます。
また、
「集団活動に参加する」が目標なのであれば、その中で、
・作品を上手に作る
・ルールを守る
などの追加の課題は、一旦置いておきましょう。
課題を一つに絞ることが大切です。
指示を出す時の解説動画ですが、課題が増える事の問題点について解説をしているので参考にしてみてください。
さらに、
そもそも集団活動を「やりたい!!」と思わせる意欲を引き出すことも大切です。
意欲に関しては、好きや得意を活かした活動にすることはもちろんですが、その他の手法もあります。
意欲の引き出し方についてはこちらをご確認ください
最後に…
無理に“みんな並んで同じこと”をやらせるのではなく、「今の段階」を踏まえて、ちょっとずつステップアップしていけるようサポートしていきましょう。