【教員が辛い・辞めたい】特別支援学校の先生ための生存戦略:スキルアップと転職への道
特別支援学校教員のお仕事は、一般の学校教員と比べて、特有の課題と困難があります。そのため、教員として働く日々は常に大きな負担とストレスが伴います。その厳しい現実に直面した時、理想と現実のギャップに多くの教員が一度は「辞めたい」と思ったことでしょう。また、結婚や出産などによって、自分の生活スタイルが変わると今までのように時間を使うことができなくなります。この記事では、「辛い」「辞めたい」と思った時の解決方法やヒントを私が実際に経験した内容を元に本音で紹介します。
特別支援学校教員が辛いと感じる悩み
今「辛い」「辞めたい」と思っているのであれば、それがどのような問題から引き起こされているかを明確にする必要があります。自分が何に悩んでいるのか、何がストレスの原因なのかを理解し、適切な対策を講じることが重要です。以下に特別支援学校教員特有の悩みの中からどの悩みに当てはまっているかを考えるヒントにしてみてください。
人間関係
学年団
特別支援学校の教員は、普通校に比べて児童生徒が少人数でクラスを編成します。そのため、クラス数が多い学校があります。クラス数に合わせて、教員の数も多くなり、連携する場面が増えます。特別支援学校では一つのクラスを複数で担任する場合が多いです。一緒に組んだ方といいタッグを組めることができればいいのですが、できる教員ほど難しい方と組むことが多いです。
複数担任
特別支援学校では一つのクラスを複数で担任する場合が多いです。一緒に組んだ方といいタッグを組めることができればいいのですが、できる教員ほど難しい方と組むことが多いです。
正直私は、ここが一番辛かったです…
管理職
管理職との関係がうまくいかず辛いと感じている方も多いのではないでしょうか?考え抜いた授業をしたけど、見られず評価に繋がらなかったり、お気に入りの教員がいて、自分にチャンスが回ってこない、管理職の仕事ができていない。
私の周りには、管理職と意見が合わずに教員を辞めた方も複数います。
特に授業が評価されないのは特別支援学校の教諭あるあるだと思っています。
保護者
保護者の方とトラブルになることもあるのではないでしょうか?特別支援学校に通うお子さんの中には自分の想いをうまく表現することが難しい児童生徒もいます。保護者の方は、生まれてから一番その子を見て一緒に成長をしています。そのため、教員が考えている支援方法に「もっとこうして欲しい。」と想われることもあるかもしれません。また、家庭での関わり方や将来について悩まれている方も多くいらっしゃいます。そういった悩みや想いの行き違いでトラブルになることもあります。
業務内容
忙しい
上の図は、8時半始業開始で17時までの勤務の特別支援学校の時間配分とその時間帯に行う業務内容の例を示しています。
当たり前ですが、図の青い部分の子供が学校にいる時間(約6時間)は授業の準備や分掌業務をすることができません。
この図で示されている緑の部分で子供と過ごす時間以外の業務を全て行わなければなりません。緑の総時間は1時間30分あります。ですが、朝の30分は打ち合わせ、児童生徒下校後の25分は教室の掃除などがあり、実質休憩後の45分で授業準備や分掌業務、連携,会議を行わなければなりません。
特別支援学校の授業では、児童生徒の実態把握を行い、授業では、一人一人に合った目標設定や教材作成をする必要があります。その業務だけでなく、保護者連絡やお便り、分掌業務、会計、畑の管理など多岐に渡ります。
結果的に、残業をしたり朝早く出勤したりすることに繋がり、プライベートの時間を確保することが難しくなります。
仕事がうまくいかない
特別支援学校の教員は専門的な知識が必要な職業です。児童生徒の実態把握や、行動観察からの気持ちの読み取り、実態差がある中での授業など、なかなか思ったようにクラスを運営することができなかったり、授業で悩んでしまうこともあるでしょう。私も初めて行った授業はボロボロで、どのように授業を進行していけばいいかが全く分かず無力感を感じました。
また、授業やクラスの運営だけでなく、行事の責任者や分掌の仕事など、うまくいかないこともあるかもしいれません。
通勤時間が長すぎる
特別支援学校の教員には、転勤があります。今まで数十分で通勤ができていた場所から一時間以上かけて通勤をする必要がある場合も全然あり得ます。往復で一日の内2時間を通勤で使っていると考えると辛いと思ってしまうかもしれません。
給与
給与についても「もう少しください!!」と思っている方もいるかもしれません。公務員の為、給与は一定の定められた金額を頂くことができますが、仕事量は決して一定ではありません。仕事のできる教員や、真面目で優しく断ることができない方ほど仕事が集まりやすく、ストレスの溜まりやすい環境になっているかもしれません。
楽しくない(やりがい)
仕事や人間関係に問題が無くても、将来への不安であったり、キャリアプランについて、刺激が足りないなど理由は様々ですが、特別支援学校の教員という仕事に対して楽しさを感じることができないこともあるかもしれません。
特別支援学校教員が「辛い」「辞めたい」となる課題をいくつかあげてみました。これらの問題は、「心の疲れ」と「ストレス」の原因となります。特別支援学校の教員が感じる心の疲れは、単なる物理的な疲労以上のものです。この中に当てはまっている物はありますか?一つではなく複数当てはまっている方もいらっしゃるかもしれません。次にそんな悩みや課題についての解決策を深ぼって見ていきましょう。
特別支援学校教員が辛い状況を可視化
先ほどの悩みで、「人間関係」「業務内容」「給与」「楽しくない」と大きく4つに分けました。今既に「辛い」「辞めたい」と想っているいる場合、かなりのストレスを感じてるはずです。今の状況を図で表してみると
このように課題や悩みが解決しないことからストレスを抱え、リフレッシュをする時間も確保できず、ストレスを積み重ねていくという悪循環にはまってしまうとなかなか抜け出すことができません。また、悩みの解決方法もわからず、さらに悪いサイクルとなってしまします。
特別支援学校教員が辛いと感じる悪循環を抜け出す4つのステップ
では、この悪循環を抜け出すにはどのようにするといいのでしょうか?
私は3つのステップがあると考えています。
- 自分の得意不得意を知る
- 課題や悩みの解決策を知る、探る
- 実行する
この3つです。なぜこのステップかというと、
最初に自分の得意不得意について理解をしましょう。コミュニケーションをとることが苦手な人が「そこは我慢して積極的に話そう」としてもやっぱり無理が出てきます。
次に自分に向いている得意なことが分かったら、今抱えている悩みや課題について改めて考え、自分の得意不得意に当てはめて、解決策を見つけます。
最後に後は、解決策を実行していくだけです!!
このような理由があります。3つのステップを具体的に一つずつ確認していきましょう。
特別支援学校教員が辛いと感じている人は、自分の得意不得意を知ることが大切
辛いと感じている人は、自分の得意不得意を知ることにはとてもメリットがあります。
自分に得意な事を知るということは、得意を活かして他の人よりも短い時間で成果を出すことができるだけでなく、あなただけにしか発想することできないようなアイディアを生むことができるようになります。また、不得意を知ることで、苦手なことから距離を置くことができるようになります。
得意の見つけ方は
- 自分に聞く
- 人に聞く
- 本に聞く「おすすめ!!」
得意の見つけ方はこちらの記事を参考にしてください。
おすすめの本はこちらです。
自分の得意がわかる本「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」という本です。
特別支援学校の教員をしていて辛いと感じる課題や悩みの解決策を知る、探る
特別支援学校の教員をしていて辛いと感じる対策1「人間関係の解決方法」
人間関係の課題や悩みで特別支援学校の教員が辛い・辞めたいと感じているいる方は、以下のポイントで解決をしていきましょう。
- 必要なコミュニケーションの内容を知る
- 「得意」のフィルターを通して喋る
- 必要な情報を伝える
- 目上の人・先輩への関わり方
- コミュニケーションの時間を確保する
- 感情をコントロールし承認欲求を抑える
- 保護者対応
- どうしても無理な人への対処法
それぞれの詳しい解説はこちらで行っています。
特別支援学校教員が辛いと感じる対策2「業務改善」
忙しい業務で特別支援学校の教員の仕事が辛い・辞めたいと感じている方の改善方法は、以下のように仕事を効率的に行う事や仕事の段取りを行う事が大切です。
- 業務を効率化する
- 自分の得意を活かして、不得意はできるだけ避ける
- 仕事のゴールを決める
- 専門性を身に付ける
教員の業務改善について詳しく説明しているページはこちらです。
特別支援学校教員が辛いと感じる対策3「給料の悩み」
給料の悩みで特別支援学校の教員の仕事が辛い・辞めたいと感じている方はこちらを参考にしてみてください。
給与は公務員で一定の為、どうにかできるものではありませんが、公務員が給与以外で稼ぐ方法はいくつかあります。
- 家業の手伝い
- 小規模の農業
- 不動産の賃貸
- 執筆・講演
- 株やFXなどの投資(おすすめ)
- ポイ活やアンケートモニター
この中でも、公務員におすすめの副業は「株式投資」「執筆・講演」です。
「株式投資」「執筆・講演」について詳しくはこちらから
楽しくないと感じている解決策4「楽しくないと感じる」
特別支援学校の教員として働くことに「楽しくない」と感じることで辛い・辞めたいと考えている方は、転職や独立など新しい環境に挑戦してみることもいいかもしれません。
私も実際に特別支援学校の教員を辞めて今は独立をしているのですが、本音を言うと家族もいて教員を辞めても本当にやっていけるのか?と心配でした。ですが、教員の仕事を行いながら隙間時間でいろいろなことに挑戦し準備を進めることで、自信をもって辞めることができました。
特別支援学校の教員を辞めて転職や独立するメリットは、
- 仕事とプライベートが充実する
- 適職を見つけることで、自分の力をより発揮できる
- 使い易いツールがたくさんあるため、すぐに始めることができる
- 周りから評価される
- 頑張った分だけ収入が増える
- 仕事内容(ユーチューバーやブログなど)によっては、不労所得を得ることができる。
- ネットを使用することで、全国の人を対象にすることができる
- 在宅勤務であれば、通勤をしなくていい
メリットはいっぱいあると思います。
皆さんが特に心配をするのが給料だと思います。今は、転職時代と言われ、家にいながらスキルを習得する方法はいくらでもあります。そのスキルを使って給料を上げる転職は可能です。また、教員時代に給料をそれなりに貰っていましたが、本当にその給料が必要でしょうか?少し少なくても上に書かれてあるメリットを得ることができるかもしれません。
「仕事とプライベート」「お金と時間」ワークライフバランスという言葉がありますが、人によって幸福度は違います。もし、あなたが手元に一億円あっても教員を続けますか?あなたの人生で、幸福度が一番高くなる働き方を考えてみましょう。
転職・独立までにやっておきたいことの詳細はこちらから
【まとめ】特別支援学校教員を辛い・辞めたいと感じている人に伝えたい事
特別支援学校の教員で辛い・辞めたいと感じる理由や感じ方は人によって違いますが、あなたが、現在辛い思いをしているのは事実です。
記事の中でも触れましたが、仕事は大切です。仕事で成果を出してキャリアアップをしていくのもいいでしょう。子供と向き合うことが生きがいで、担任を続けることもいいと思います。
ですが、仕事は仕事です。熱量を持っている時にプライベートの時間を利用しすることもあるでしょうが、それが辛いと感じた時には、あなたに一番必要なことが何かを考えてみましょう。
本記事で紹介した内容で業務時間を短縮することができると思います。そしてその短縮した時間でいろいろな経験をしてスキルを身に付けましょう。バスケを実際にしていた先生の方がバスケを上手に教えることができます。プライベートが充実してこそ、よりよい授業や仕事ができるものです。
また、何をしても辛い、楽しいと感じない方は、転職や独立を考えてみましょう。すぐにできるものでもないので、しっかりと準備をして、あなたの魅力や発揮できることに挑戦をしてみてください。
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