特別支援学校教員の人間関係解決!!あなたはどのタイプので悩んでる?

特別支援学校の教員は、普通校に比べて児童生徒が少人数でクラスを編成します。そのため、クラス数が多い学校があります。クラス数に合わせて、教員の数も多くなり、連携する場面が増えます。特別支援学校では一つのクラスを複数で担任する場合が多いです。一緒に組んだ方といいタッグを組めることができればいいのですが、できる教員ほど難しい方と組むことが多いです。

特別支援学校では一つのクラスを複数で担任する場合が多いです。一緒に組んだ方といいタッグを組めることができればいいのですが、できる教員ほど難しい方と組むことが多いです。

管理職との関係がうまくいかず辛いと感じている方も多いのではないでしょうか？考え抜いた授業をしたけど、見られず評価に繋がらなかったり、お気に入りの教員がいて、自分にチャンスが回ってこない、管理職の仕事ができていない。
私の周りには、管理職と意見が合わずに教員を辞めた方も複数います。

特に授業が評価されないのは特別支援学校の教諭あるあるだと思っています。

保護者の方とトラブルになることもあるのではないでしょうか？特別支援学校に通うお子さんの中には自分の想いをうまく表現することが難しい児童生徒もいます。保護者の方は、生まれてから一番その子を見て一緒に成長をしています。そのため、教員が考えている支援方法に「もっとこうして欲しい。」と想われることもあるかもしれません。また、家庭での関わり方や将来について悩まれている方も多くいらっしゃいます。そういった悩みや想いの行き違いでトラブルになることもあります。

1. 必要なコミュニケーションの内容を知る
2. 「得意」のフィルターを通して喋る
3. 必要な情報を伝える
4. 目上の人・先輩への関わり方
5. コミュニケーションの時間を確保する
6. 感情をコントロールし承認欲求を抑える
7. 保護者対応
8. どうしても無理な人への対処法

• 授業,分掌などの仕事の内容
• 児童生徒についての話
• 雑談

• リスペクトは忘れない
• 自分の根拠をしっかりと示す
• 圧倒的な成果を出す

• リスペクトを忘れない
  • 目上の方や先輩とのトラブルでは、「絶対こっちの方が正しい!!」と思っていてもなかなかな自分の意見を言うことができないことが多いと思います。こういった時に「おかしいですよ！！」と言いたいところですが、自分がどんなに勉強をしていても、現場での経験は目上の方や先輩の方が上です。目上の方や先輩の意見を必ず取り入れる必要はありませんが、自分よりも経験がある方を軽視するということは、辞めましょう。しっかりとリスペクトの気持ちを忘れず次のポイントを持って関わっていきましょう。
• 自分の根拠と改善策を示す
  • 目上の方や先輩に対して意見を言う時には、根拠をしっかりと提示するようにしましょう。これは「論破」とは違います。論破にリスペクトは含まれません。辞めましょう。絶対いい結果にはなりません。根拠の示し方は「理由・課題・改善策」を明確にして伝えましょう。
    例えば、「ユニバーサルデザインについて研修に行って、焦点化について学びました。この活動では、二つ課題があるので、一時間目はこの目標で、二時間目にもう一つの目標にすることで、課題が整理されて子供たちが分かりやすくなると思うんですが、やってみてもいいですか？」このように、説明できる部分は明確にして説明を行いましょう。
• 圧倒的な成果を出す
  • 後は、授業で子供たちが主体的に活動をしている姿や、授業を通して伸びた姿を見せていくことで、「○○先生ならいいよ。」というような関係が作れます。

• 子供のことを一番見てきたのは保護者
• 専門的な知識で根拠を示す
• 子供の成長を伝える
• 学校でできないことはしっかりと提示する

• 子供のことを一番見てきたのは保護者
  • 保護者の方は、子供が生まれてずっと長い時間わが子を見てきています。目上の方や先輩と同じようにその部分では経験値が全く違います。しっかりとリスペクトの気持ちを忘れないようにしましょう。また、保護者の方は基本的には「子供にいい教育受けさせてあげたい。」という、子供への想いから学校に意見をしてくれていることを忘れてはいけません。そして教員も「子供をもっと伸ばしたい」と思っているはずです。意見は違うかもしれませんが、気持ちは一緒です。時間はかかるかもしれませんが、しっかりと話を聞いて両方が納得いく解決策を見つけていきましょう。
• 専門的な知識で根拠を示す
  • みなさんに質問です。あなたの髪にはどのような特徴がありますか？そしてその特徴をどのようにすることで一番魅力的な自分にすることができますか？
    
    　私はこの質問に、深くは答えることができません。それは私が、髪についての知識や経験が少ないからです。でも、美容師さんではどうでしょうか？「髪が細いのでこのワックスを使いましょう。ワックスを付ける時には横の髪が跳ねるので、そこは抑えて、前髪は立たせるようにしましょう。」と具体的に教えてくれ、納得することができます。
    
    　このように、専門的な職業というのは、知識や経験が無い方から何をしているのか分かりずらい物です。教育現場でも同じです。保護者の方は、障害に関する専門的な知識や授業についての知識が少ない方が多いです。なので、子供の発達段階やそれに合わせた教材、活動の目標、授業展開の理由などしっかりと説明を行うようにしましょう。そうすることで、「しっかり考えて授業をしてくれている」「我が子の課題はそこなのか。だからこの教材を使っているのか。」「今やっていることは、こんな力を付けうことに繋がるのか。」と、あなたの行う教育活動に理解をしてくれるはずです。
• 子供の成長を伝える
  • 特別支援学校に通う児童生徒は学校でできるようになったことでも家ではできない。というように般化することが難しいです。また、自分でどんな学習をしたのか、何ができたのかを具体的に伝えることが難しい児童生徒もいます。
    　保護者への連絡は、熱が出たりケガをしたり、忘れ物があったりしたタイミングだけでなく、「こんなことができるよになりました。」「こんな姿が見れました。」とできるようになったことも連絡帳や電話もしながら伝えていきましょう。
    　この時、課題を小さく分けて細かく伝えることを意識しましょう。例えば、手を洗う活動では「手を洗えました。」ではなく、「一人で手全体に石鹸を付けることができました。次は、石鹸を全て水で洗い流せるように手を合わせてゴシゴシする練習をします。模倣が上手にできるようになっているので、先生の見本を見ながら練習していきます。」とイメージが伝わるように、伝えるようにしましょう。そうすることで、「この先生に見てもらったことでこんなことができるようになった。」と保護者の方といい関係性を築いていくことができます。
• 学校でできないことはしっかりと提示する
  • 保護者の方から、学校ではできないことを提案されることがあるかもしれません。そういった時は、できないことはしっかりと伝えましょう。もし、対応がわからない場合は、確認をして折り返す旨を伝えて、管理職やベテランの先生に相談をしましょう。また、断る時もすぐに断るのではなく、保護者の方がどのような意図でそれを言っているのかをしっかりと聞き取り、改善策を考えてみましょう。例えば「仕事があるから参観日の日程を変更して欲しい。」という話が合った時には、保護者の目的はおそらく「子供の頑張っている姿を見る事」が目的となります。そういった場合は「参観日の日程は変更することができませんが、保護者の方の都合がいい日にお子さんの様子を見に来てください。○○君もいつも頑張っているので、その姿を保護者の方に見てもらえるのは、きっと喜ぶと思います。ぜひ、その時には今行っている課題のプリントについてもお話しさせてください。」と、解決策を提案をすることで、納得をしてもらうことができます。

相手の環境を整える

まずは、相手に行って欲しい行動を引き出しやすい環境を整えましょう。もしかしたら、仕事のやり方が分からなかったり、どのように振舞えばいいのかが分からなかったりしているのかもしれません。「今日やることはこれ」「こういう時はこうする」などのマニュアルを作り連携してみましょう。

管理職に指導してもらう

　先ずは、管理職に相談をしましょう。この時、ただ「あの先生がいけないんです。」のように抽象的な話をするのではなく、「こういう問題があって私はこうやって環境を整えたがうまくいかない。これは、子供や保護者にとってこういったデメリットがある。」と具体的に伝えましょう。ですが、管理職に相談をしたからと言って解決するわけではありません。特別支援学校教諭あるあるですが、もしかしたら指導すらしてくれないかもしれません。
　ですが、「どういう状況にあるのか。」「どんな対応をしているのか。」「自分は困っている。」ということを伝えておくことで、何か問題があった時には「なんでもっと早く言わなかった？」と言われないようにするためであり、ちゃんと今まであなたが対応をしていたということを証明する必要があるからです。

できるだけ関わらないようにする。

　何をやっても人間関係が改善できない場合は、仕事上で関わらなければいけない場合を除き、できるだけ関わらないようにしましょう。伝達が必要な場合は、メールや付箋などを利用し直接かかわりを持つことは辞めましょう。

　こんな話があります。「あなたの右手にはコップがあり、その半分水が入っています。」これは、半分の水で「もうこれだけしか水がない。」と思うか「まだ半分もある」と思うかの違いでネガティブに考えるとストレスになるから、ポジティブに考えようという話ではありません。そもそも、右手にコップを持ち続けていることがあなたのストレスになっている。という話です。

　あなたは、人間関係がうまくいかない人のことでずっと悩んで辛い状態です。それは、ずっとコップを持っていることと同じです。一度コップを置いてコップの事は忘れて他の事に注目をしてみましょう。

関わる割合を減らす

　最後に関わる割合を減らすことの重要性をお伝えします。10回の内１回くらいは仕事上どうしても関わらないといけない場面があり、その時間をゼロにすることはできません。ですが、職場以外の誰かとコミュニケーションをとることで、30回の内１回にすることができます。何も変わっていないと思うかもしれませんが、ポイントは「職場以外の誰かとコミュニケーションをとること」です。
　
　当たり前ですが、特別支援学校には、特別支援学校に関係のある方しかいません。その中では、自分の希少性は薄まってしまいます。ですが、教員がいないコミュニティに入るだけで専門的な知識のある特別支援学校の教員はとても貴重な存在になることができます。そういった場で、教育現場でない人たちと話すことで、いろいろな価値観に出会い新しい興味を見つけることができると思います。それは、ヨガかもしれないしプログラミングのようなスキルを身に付けることかもしれません。

　仕事は確かに大切です。ですが、仕事が全てではありません。自分の健康や家族の方がよっぽど大切です。仕事が生活の大部分を占めていては、その他に目を向けることはできません。職場以外の誰かとコミュニケーションをとり、夢中になれることがあれば、仕事は仕事。仕事が終わって人間関係で悩むよりも、プライベートをより充実させよう。という思考になっていくはずです。

　私は教員時代にも「オンラインサロン」「仮想通貨」「NFT」「投資」「ウェブ制作」「プログラミング」などの様々なコミュニティに参加をしていました。
仕事だけでなく、興味関心が合う方とコミュニケ―ションを取って、苦手な方との関わる割合を減らして改善していきましょう!!